廃駅について

Ⅰ. 廃駅の種類
 廃駅と言いましてもその種類は様々です。ごく一般的なのは、路線が廃止になったことによるものが、第一に挙げられるでしょうし、その数は膨大です。
 次に、路線は現役なのに、廃止された途中駅です。私の興味の大半はこの種の駅です。それは、余り一般には知られておらず、知る人ぞ知る幻の駅と言った感じが、調べる醍醐味を味あわせてくれます。
 3つ目は、駅は現存しているが移転したものです。大きな移転ですと、実質的には、駅の新設と廃止とも言えるほどですが、時代が古くなると、意外に実施日などの記録が残っていなかったりして、調査に難渋します。
 それから、廃駅ではありませんが、消えた駅名として、改称というのがありますので、これも取り上げたいと思います。
 以上が、私の興味の対象である廃駅たちです。

Ⅱ. 廃駅の調査法
 まず廃駅の存在を知らなければ、どうにもならないのは当たり前のことです。手っ取り早く見つけるには、新潮社から刊行された『日本鉄道旅行地図帳』を参考にできます。同書の編集には、小生も協力させて頂きました。
 私は約25年廃駅めぐりをしていますが、参考にしたのが、鉄道省が発行していた『鉄道停車場一覧』です。これには、各鉄道の駅名・営業キロ・住所が掲載されています。じっくり読んでいると、見慣れない駅名が目に飛び込んできます。
 次に、国土地理院の旧版地形図を用意しますと、駅の位置が特定できます。現役路線の場合、運転室後ろに陣取って線見をし、キロポストの確認をし駅の大よその位置を見当付けます。現地に行くと、地元の古老から聞き取りをしますが、経験上なるべく男性に尋ねるようにしています。なぜなら、女性の場合嫁入りしてきた場合が多く、地元の生まれでないことがあるからです。他に、市役所や役場で尋ねるのも有効な手段です。ただ、口碑というのは誤りもありますから、複数人に聞くのがいいでしょう。他に、郷土資料、古い市街地図などの調査には、地元の図書館が欠かせません。

Ⅲ. 主要参考文献
・JTB,『停車場変遷大事典 国鉄・JR編』,1998年,JTB
・鉄道院・鉄道省・日本国有鉄道,『鉄道停車場一覧』,各年版
・和久田康雄,『私鉄史ハンドブック』,電気車研究会,1993年
・国土交通省鉄道局監修,『鉄道要覧』,電気車研究会,各年版
・宮脇俊三・原田勝正,『JR・私鉄全線各駅停車』,1993年
・『鉄道省文書』
・鉄道各社社史等
・国土地理院『2万5千分1地形図』等
・各種市街地図

Ⅳ. 最後に
 国鉄に関しては、『鉄道公報』という一貫した基礎的参考資料がありますが、私鉄にはそのようなものは存在せず、『鉄道省文書』や『官報』、更には社史等を個別に調査するしか手立てがありません。それだけに、個人での調査には限界を感じています。また、現地でなるべく聞き取りによる確認をしておりますが、少なからず誤認があると思います。ですから、何かお気づきの方は、忌憚のないご意見、ご批判をお知らせ下さると幸いです。
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プロフィール
廃止路線だけでなく、現役路線の中にも人知れず廃駅が眠っています。そんな廃駅の現況や歴史を、ご紹介したいと思います。

hossy

Author:hossy
廃駅ではありませんが、改称されて消え去った駅名も、取り上げたいと思います。

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